位相差顕微鏡で見る口腔内細菌の画像
注:本資料に基いて行った診断・治療において当店では一切責任を負えません。
口腔内細菌が動き回っています。食べかすや口腔内の剥がれ落ちた粘膜なども写っています。
画像をダブルクリックすると大きな画面になります。(画質は落ちます。)
唾液を採取して観察したものです。左の画像の左上に写っている薄黒い影のようなものは食べ物カス
などの固形物です。通常、口腔内に繁殖している常在菌が見られます。唾液が若干多いようで
ピントが少し合いづらくなっているようです。
歯と歯茎の間の、いわゆる歯周ポケットから採取したものです。ごく浅い部分から採取したのですが、
歯周病の原因菌(細長い糸状の菌)が見受けられます。左の画像の2つの丸いものは赤血球です。
口腔内に出血があるのでしょう。右の画像の丸いものは白血球です。
歯周ポケットの奥から採取しました。棒状、球状の菌類、桿菌、種類も数量も非常に多くなっています。
画像の下方は、食べかすがミュータンス菌によって分解されている部分です。
これは、歯周ポケットに限らず、葉の表面を強くこすれば採取できます。
患部が出血している場合、赤血球が多く見られます。
■サンプルの採取方法と、プレパラート(ガラス)の作り方は重要です。
○唾液中には、常在菌が多く存在し虫歯の直接の原因となるミュータンス菌や歯周病菌はあまりいません。
○歯と歯茎の間(いわゆる歯周ポケット)の奥を先のとがったピックで(つまようじでもOKです)横にすくい取るように
歯垢や歯石をかきだしてください
○そのままでは固形分が多すぎて、サンプルが厚くなりすぎるので、唾液または生理食塩水または精製水で
薄めて下さい。水分が多すぎるとピントが合いづらくなります。湿ったような感じがベストです。
○スライドガラスの上にカバーガラスをかぶせますが、カバーガラスを少し上から押して下さい。
(指紋をつけないように注意!)
○ガラスからはみ出た水分はティッシュなどでふき取って下さい。
○カバーガラスが動かなくなるほど張り付いていればOKです。容易にカバーガラスが動くようでは、
まだ少し厚さが過多かもしれません。
○歯周病菌とは、1種類の菌名ではありません。いわゆる歯周病の原因となる菌類の総称です。
●ピントが合いにくいのは、サンプルが厚すぎるか水分が多すぎるなどが原因かもしれません。
●コントラストが低い(悪い→曇って見える)のは、指紋が原因かもしれません。
●菌はポケットにいます!
■口腔内細菌と歯周病、全身への影響
○口腔内は体内でも敏感な組織の一つで、微生物や細菌などが多く存在しています。
近年、全身疾患と歯周病の関連性が研究により指摘されいます。
呼吸器系疾患や心疾患、糖尿病や妊娠など、様々な関連があると言われています。
○歯周病は各種の疾患の一つの原因とも言われます。重症の歯周病で、口腔内の細菌等が多くなると、血液や
呼吸器内に入り込み、肺炎や心筋梗塞、動脈硬化症、早産などを引き起こしやすくなると言われてます。
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