糖尿病相談
糖尿病の概要

 今、このページをお読みいただいているのは、糖尿病の患者さん、もしくは糖尿病の患者さんのご家族さんが多いのでしょうか?
 平成8年の厚生労働省の健康調査では、糖尿病の患者さんの数は約220万人、糖尿病の疑いのある方は約600万人、予備軍を
含めると1300万人を越すという結果が出ました。国民病と呼ばれ、生活習慣病の代表選手です。
 糖尿病とは、血液中の糖分の多い状態が慢性的に続く病気です。糖尿病は、@インスリン依存型、Aインスリン非依存型の2つの型が
あります。@は若年者の発病が多く、Aは成人になってからの発病がほとんどです。最近ではインスリン非依存型も若年化してきているのが
現状です。インスリン依存型糖尿病は全体の10%くらいで、何らかの体の機能の変化で、インスリンの分泌量が絶対的に不足し、毎日
インスリンの注射を行わないといけません。一方、インスリン非依存型糖尿病は、慢性的に経過、進行して行くため、食事療法と運動療法
などで治療効果を期待できますが、放っておくと、薬の服用、インスリン注射が必要になってきます。

糖尿病になる原因は?

 昭和20年代30年代には、糖尿病の患者さんは現在ほど多くなかったのです。ある調べでは、現在の糖尿病の患者さんの数は、昭和
30年頃の糖尿病の患者さんの数の30〜50倍くらいと試算されています。時代の変化と共に増え始め、いまや国民病とまで言われるくらい
で、生活習慣病の代表選手ということ。字のごとく、生活習慣の変化により患者さんの数は増加しているものと言えます。環境ホルモン、スト
レスなど様々な環境の変化はありますが、一番はやはり「食生活の変化」が大きな原因と言えます。過食、飽食の時代と言われる現代の
病気だと言えるのではないでしょうか。
 なぜ、食べると、過食すると糖尿病になりやすくなるのか。人間の体には自然治癒力というものが備わっています。免疫力、生体防御と
呼ばれるものです。外から来る細菌などに対抗するだけが免疫力ではなく、体内での恒常性の維持も免疫力の成す技なのです。人間は
食べて生きる生き物です。食べ物は必要です。しかし、体内の血液の糖分を一定に保とうとする働きが必ず発生します。それがインスリン
です。体内に余分な糖分などを摂り入れると、血糖値を一定に保とうと、膵臓は一生懸命働き、インスリンを分泌します。栄養の過剰摂取
の状態が続くと膵臓に負担がかかります。負担がかかってくると、働きの悪いインスリンしか分泌しなくなり、最後は膵臓は疲れ果て、インスリンの分泌量を減らしてしまうのです。また血液中の糖分や脂分が多いと、インスリンにべたべたとくっつき働きを悪くしてしまいます。これが糖尿
病になっていく過程です。また、インスリンは血中の糖分を一定に保とうと筋肉や体の細胞に糖分をどんどん取り込んで行きます。糖分を
取り込んだ細胞は糖分を脂肪に変えたりし、大きくなって行きます。これが過食による太りの原理です。糖尿病の患者さんに太ってる方が
多いのはこれが原因なのです。糖尿病になってしまう大きな原因は、「過食」「食べすぎ」であることは間違いありません。
インスリン(インシュリン)って何?

 インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンで、血液中の糖分をコントロールすること、主に血糖値を下げることを大きな働きとしています。
膵臓のランゲルハンス島のB細胞からインスリンは分泌されます。A細胞からはグルカゴンが分泌されます。インスリンは血糖値を下げる働き、
グルカゴンは上げる働きをします。血糖値を下げるとは言いますが、実は血液中の糖分を体の各細胞内へ取り込む働きなのです。

糖尿病の診断と血糖値

 血液中の糖分の量を指します。通常、健康な方で空腹時の血糖値は80〜110mg/dl、食後で、110〜160mg/dlくらいです。
糖尿病になると、空腹時の血糖値が常に高い値を示し、血糖値が180mg/dl以上になると、腎臓から尿に糖分が漏れ出します。(尿糖
陽性)血糖値が高くなると、体の各細胞への栄養の取り込みや血液の流れが悪くなり、慢性的に続くと、一般的に言う合併症を引き起こ
します。
 一般に糖尿病と診断される基準は、空腹時血糖値が、126mg/dl以上、ブドウ糖負荷試験で負荷後2時間の血糖値が、
200mg/dl以上です。正常値とのこの数字の間であれば、境界域とみられます。ブドウ糖負荷試験とは、ブドウ糖を飲み、ある程度の
時間をおいて血糖値を測定する試験で、インスリンが体内でどれだけ働いているかを診る試験です。
 もうひとつ、糖尿病の診断でよくみられる数値が、グリコヘモグロビンA1cで、「HbA1c」とも言われる数値です。これは赤血球中に
存在し糖分を蓄積するので血糖値とは異なり、1〜2ヶ月間の血糖の水準を調べる指標になります。正常値が3〜6%です。

糖尿病の恐ろしさ

 糖尿病自体は痛いなどの自覚症状はありません。体のだるさ、のどの渇きなどが主な自覚症状です。血糖値が高いというだけです。
糖尿病の恐ろしさの一つが、この「自覚症状がない」ことです。私も含めてですが、人間は痛いとか、痒いとかいう時はそれを治そうとは
します。自覚症状がなく、痛みも痒みもなければ、疲れてるのかなぁ〜とそれで過ごしてしまいます。知らない間に悪化している・・・
というのが糖尿病です。
 もう一つは、血液の糖分が多くなると血液が粘っこくなります。つまり、血液がドロドロするということ、そして血液の流れが悪くなるということ
です。そうなると、合併症として、脳血管障害・心臓疾患などの血管障害、腎臓疾患、白内障、網膜症(失明に至る場合も)などの
合併症が引き起こされやすくなります。糖尿病の患者さんは、病院などでこれらのことは言われよくご存知のことだと思いますが・・・。
糖尿病治療の食事療法、運動療法

 まず食事療法は最初に指導される治療方法です。過食が原因の糖尿病ですから、制限は必要かもしれません。よく「ご飯を控えなさい」
と言われますが、実際には直接の原因でもあるかもしれませんが、現在の食生活より、昭和30年代の食生活の方がご飯の摂取量は
多かったはずなのに、患者さんは少なかったのはなぜかと考えた時、それが大きな原因かと疑問に思います。控えることはもちろん必要かも
しれませんが、それ以外の栄養を摂り過ぎているのが現状だと私は思います。
 食事療法は患者さんにとっては本当につらいことでしょう。運動療法もまた、忙しい現代には時間的にも無理が生じてきます。しかし、
糖尿病を治すためには、それを同時に行うことが一番の近道であることは間違いありません。少なくとも「食べた分だけは燃やす」もしくは、
「燃やせないなら食べ物を控える」のどちらかでもできればと思います。
 食事療法の落とし穴としては、急な食事制限による、必要栄養素の不足です。人間は動くためには必要な栄養素は摂り入れなければ
いけません。カロリーとしての糖分、蛋白質、脂肪分は控えなければいけませんが、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素、特にミネラルは
必要です。ミネラルの中でも、“亜鉛”“クロム”などの不足はいけません。

病院での糖尿病治療

 インスリン依存型糖尿病は、インスリンが絶対的に不足しているため、インスリンの投与を受け血糖値をコントロールしないといけません。
 インスリン非依存型糖尿病の患者さんは、まず食事療法と運動療法がなされます。著しく血糖値が高い場合や、それで改善されない
場合は、血糖降下剤などの内服薬を服用します。それでも、改善が見られなければ、インスリンの投与となります。
 内服薬には現在大きく分け5種類の薬があります。腸管からの糖分の吸収を遅らせるもの、膵臓に刺激を与えてインスリンの分泌を
促すものなどです。血糖値が高い状態が続く場合など、合併症を防ぐためには病院での薬の服用も必要だと思います。よほど状態が
悪くなければ、内服薬を服用すれば、血糖値は下がります。しかし内服薬を飲み続け、血糖値を安定させたとしても、もともとの体は何も
治っていないのです。薬を服用することにより、ある程度下がっている、下げていると言えると思います。これは患者さんが一番良く知って
おられるのではないでしょうか?薬の服用を忘れると血糖値が高くなるという経験をされているでしょう。
 インスリン注射の場合、もともと自分の体の中でインスリンというホルモン作っていますが、インスリンを体外から入れると体は、「あ、インスリン
を入れてくれるから、もう作らなくてもいいんだ。休憩しよう。」という感じでさぼってしまいます。インスリン注射は毎日のことで、負担もかかり
ます。自分の体で血糖値をコントロールできなくなれば、仕方ありませんが、できるだけ最後の手段に残しておきたいものです。
糖尿病に関して、治療に関しての私の考え

 糖尿病の治療は、ガンなどの病気と同じで「より早く、より根本から」と考えています。ガン相談のページと重複しますが、新聞の
折込チラシ、雑誌などで、「糖尿病に効く!」「糖尿病はこれで治せ!」などということをよく見かけます。糖尿病の患者さんも治し
たいという一心で、お求めになり飲まれている方が多いようです。「本当にその時点で自分に必要なのか」ということをよく考えてほし
いと思います。「糖尿病にはこれしかない!」というものは何もありません。患者さんにより状態も経過も違うわけですから。少なくと
も、インスリンの分泌を自分の体で活発にするための栄養は必要なことだけは間違いありません。

糖尿病の相談をお受けするにあたり

 ガン相談同様、ご来店、お電話、メール、訪問相談でご相談をお受けしたら、その時点での病状をできるだけ詳しくお伺いしま
す。病院での治療の状況、既往症、他の疾患、ご本人のメンタル面など。お話をお伺いすることで多少のお時間(少なくとも30
分〜2時間くらい、1時間を超えることは珍しくありません。)はかかると思います。お話をお伺いし、患者さんやご家族さんの代替
療法に対する意思などをお聞きした上で、患者さんのその時点での状態に私が一番良いと思う方法を提案致します。機能性食
品や良質の健康食品、漢方薬などだけでなく、食生活の提案、日常生活での注意点など、総合的に提案できればと考えていま
す。おすすめする商品は、無理にお売りすることは致しません。私の説明、商品にご納得いただいた上でお求めいただければ良い
と考えています。また実際に改善された患者さんやご家族の方などからの貴重な情報や体験などもご紹介させていただきたいと思
います。

 ご相談は・・・

 患者さんやご家族さんは、皆さん真剣にお悩みのことと思います。どんな状況でもあきらめず、本当にお悩みの方、真剣にご相
談をとお考えの方、一度当店(マキタまで。)にご相談下さい。ご相談はご来店いただく以外、お電話、メール、お手紙、また訪問
によるご相談もお受け致しております。メール、お手紙の場合、できるだけ早くお返事するよう心がけておりますが、多少のお時間を
いただくこともございますのでご了承下さい。ご来店によるご相談、お電話によるご相談をご希望の方で、営業時間中のご来店、
お電話等が無理な場合は、営業時間外でもできる限りお受け致します。事前にお気軽におっしゃって下さい。訪問によるご相談
は営業時間外になりますが、できる限りお受け致します。こちらも事前にお気軽におっしゃって下さい。ご相談いただく時には、
私達の考えを一度ご覧下さい。
 
 最近、ご相談の件数が増えて参りました。営業時間中で接客中の場合、ご来店の際はお待ちいただくこともございます。
お電話でのご相談の場合は、接客が終わり次第私からお電話させていただきます。また、研究会出席など留守にすることも
ございますので、ご相談でご来店いただく際は、お電話をいただければ幸いです。
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(077)574−0877  蒔田(マキタ)迄

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