META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; CHARSET=shift_jis">
免疫力・生体防御機能・恒常性維持機能について
よく免疫という言葉を耳にしますが、一体どういうことなんだろう?・・・とお考えの方もたくさんいらっしゃるでしょう。『子供の頃に、
おたふくかぜをしたから、もう大人になってもかからない。』とか、『免疫ができてるから大丈夫。』とか。
免疫力は、生体防御機能や恒常性維持機能などと言われることもあります。簡単に言えば、『生きていくために必要な自分の
身体を守るシステム』と言えます。広い範囲で言えば、目にごみが入った時に涙がたくさん出てそのごみを目の外へ流してしまおう
とします。また寒い冬に外に出ると、鼻水が出てきます。これは鼻の粘膜が一時的に乾く為にそれを潤そうとする身体の反応です。
これらのことは日常気付かないうちに身体が働いていますが免疫機能の一つと言えるでしょう。

免疫力には大きく分けて2つあります。
1・・・かぜの菌などのような外から侵入してくる敵から身を守ること。
2・・・身体の中にできた老廃物やガン細胞などの異物を排除、処理する力のこと。


人間は免疫力がなくなると生きていけません。どんなに体の大きい丈夫そうな方でもそうです。身体を守るシステムがないからです。
言いかえれば、ハンドルやタイヤのない車と同じです。形はあっても機能を果たさない、走れない動けない車です。その大事な
免疫力を担っているのは、私達の血液の中などに存在する、白血球です。白血球の数などは血液のページでも記載しています
が、血液の1立方ミリメートルの中に、4000〜8500くらい存在します。血液の中の成分には、赤血球、血小板、白血球が
主ですが、全て骨髄中の造血幹細胞で作られ、それぞれに成長していきます。免疫の中心である白血球には何種類かの細胞が
います。好中球、好塩基球、好酸球、単球(マクロファージ)、リンパ球など。更にリンパ球には、T細胞やB細胞などが含まれま
す。これらを全部まとめて白血球と私達は呼んでいます。それらを表にまとめると下のようになります。
細胞の名前
主な働き
得意とする働き
存在部位
活動の場所
存在の割合
好中球
異物の貪食
消化や分解
細胞、細胞破砕物
血栓の処理
血液中や細菌が
侵入したところ
60%
好酸球
好塩基球
貪食
肥満細胞
寄生虫に関与?
アレルギーに関与?
1%
1%
単球
マクロファージ
異物の貪食
抗原の提示
細菌、役割を終えた生理
活性物質、赤血球、
腫瘍細胞などの除去
抗原情報の分析
血液中や肝臓、肺、
脾臓、骨などの組織
3%
T細胞
細胞障害
免疫反応の制御
マクロファージの活性化、
腫瘍、ウイルス感染細胞、
細菌感染細胞の除去
抗体産生の制御
リンパ組織
B細胞
抗体産生
抗原抗体反応による、細菌、
ウイルス、毒素などの除去
血液中
35%
NK細胞
細胞障害
腫瘍細胞などを攻撃
わずか
細胞の名前
この表のように、それぞれの働きをしっかりしてくれて、私達の身体を細菌や病気から守ってくれています。私達が運動してる時も、
寝ている時も。目には見えなくても、身体には感じなくてもしっかりとこの働きをしてくれているお陰で生きているのです。言うまでも
ありませんが、普段1立方ミリメートル中にある4000〜8500の白血球が、0(ゼロ)になると、死んでしまいます。

また人間は歳を重ねるごとに、この免疫の機能が低下していきます。それはT細胞の分化などに関係のある胸腺が段々と弱く
小さくなっていくからです。胸腺の働きは、10代では成長を続け、20歳でその機能はピークに達します。その後、段々小さくなり、
40歳ではピーク時の半分、70歳では10%以下になり脂肪のかたまりになります。

胸腺は、胸骨のすぐ後ろにあるホルモン器官です。やがて小さく脂肪のかたまりになってしまう胸腺は、私達の生活の中で言うと
ちょうど学校のようなものです。造血幹細胞で作られた白血球(リンパ球)は、胸腺という学校で教育を受けて、それぞれの働きを
するようになります。毎日毎日生まれてくる白血球はとてつもない数です。それを胸腺で教育するわけです。しかし、年を重ねる
ごとに胸腺が小さくなると、教育しきれなくなってきます。それで免疫機能が段々と衰えてくるのです。極端に言うと20歳と40歳
では、20歳の方が40歳の倍の免疫力を持っていると言えます。40歳を過ぎる頃から、色々な病気になったり、要らない老廃物
(中性脂肪やコレステロールなど)が溜まってくるのも免疫機能の低下によるものなのです。
胸腺の機能、大きさの推移
10歳
20歳
40歳
70歳
T細胞の分化
自己・非自己の認識
機能低下なし
ピークになる
50%に低下
10%に低下
胸腺
誕生からの免疫力と病気の推移
生体防御機能(免疫力)の推移
免疫疾患、病気の数の推移
40才前後を境に免疫機能の低下と病気の数の増加が見られます。
この頃から生活習慣病や免疫疾患などを患う方が増えてきます。
病気

誕生
10歳
20歳
30歳
40歳
50歳
60歳
70歳
胸腺の機能、大きさの推移
40歳を境に免疫機能は低下し、反対に病気や身体の不調は増加していきます。免疫機能が低下するという事は、体内での
老廃物の処理能力も衰えてくるということで、血管の中、血液中に余計なごみなどが溢れてきます。そして、血液がうまく循環
せずにまた溜まる・・・という悪循環が起こります。

日頃から免疫力を高めるという事は、同時に血液の循環も良くしなければなりません。血液の中の赤血球の状態、水分量、
糖分量(糖尿病の方など)、脂肪量(高コレステロールや中性脂肪)などの状態を良くしないといけません。普段から中性脂肪が
高い方や、糖尿病を患っておられる方などは、二次的な疾患として、高血圧症や心臓病、肝臓病、脳血管障害、癌などに
気をつけた方が良いでしょう。

当店では開業以来、健康の基本には血液・血流と免疫があると考えています。皆様に、血液の状態や血行状態を知って
いただくためのひとつとして、店内に血流計と位相差顕微鏡を設置しております。いつでも、お気軽にご利用下さい。
また日々の健康管理にどうぞお役立て下さい。
当店が血液・血流に関して店頭で実践している観察です。
血圧測定・血流測定
血圧・血流測定の血流計、コロトコフ音記録計はこちらから
血液サラサラ・血液ドロドロ観察
血液・血球画像の位相差顕微鏡での血液観察はこちらから
ホーム
私達の考え
お店について
営業時間・休業のお知らせ
メールでのお問い合わせ・ご質問・ご相談
癌代替療法相談
ネットショッピング
機器販売・レンタル部門
ブログ
サイトマップ
リンク
利用規約
免責事項
通販ご利用に関して
特定商取引に基づく表示
個人情報の取り扱いについて
〒520−0242 滋賀県大津市本堅田4丁目16−7
TEL/FAX (077)574−0877        定休日:水曜日
(国道161号線沿い、堅田駅口信号北へ50m、王将さん南隣り)
国内の発送承っております。
10,500円以上で送料・手数料無料
お気軽にお申し付け下さい。