注目されている薬効食品キノコの健康パワー
キノコは昔から日本人の常食メニューだった
最近、キノコに多く含有されている、“βーグルカン”が医療の最前線で注目されています。人体
の免疫力を高め、腫瘍消失効果が認められてきたからです。各種のガン治療に、そして糖尿病
をはじめとする生活習慣病にと広く臨床応用され、また化学療法にも併用されています。
もともと日本人は、世界の中でも特にキノコ好きの国として知られています。秋になれば、
「キノコ狩りに行こう」と家族に呼びかけたり、食卓には煮物、天ぷら、鍋ものなどキノコ料理が
並びます。また八百屋、スーパーには四季を通してシメジ、エノキ、シイタケなどが売られています。
日本人とキノコ。この歴史はたいそう古く、縄文時代にすでに食用としていた形跡があるほどです。奈良時代に著された、『日本書紀』ではキノコを食べる習慣があったことが明記されていますし、
源平時代の木曽義仲がキノコを常食していたことも、『平家物語』の中に出てきます。特に
シイタケに対する日本人の愛着は強く、江戸時代初期の寛文年間にすでにその栽培が
行われていたという記録があります。
中国では漢方薬の材料として大切に使われてきた
4000年の歴史を誇る漢方の中ではキノコは古来より生薬使われていました。
霊芝(れいし:マンネンタケ)などがその好例で、漢方の最も古い薬物書『本草綱目』
にも取り上げられています。その他、ブナやモミジの根に寄生する猪苓(ちょれい)は
利尿・解熱・止渇剤、マツの根元に出る茯苓(ぶくりょう)は心悸亢進・筋肉の痙攣・
めまいなどに今でも処方されるなどいくつもあげられます。
明の時代(14〜17世紀)の医師がシイタケを医療に用いて様々な治療効果を
あげたことが記録に見られ、我が国でもそれが伝えられたのでしょう。江戸時代中期、
京都の漢方医は次のように書き残しています。「椎茸は気を益し、飢えず、風邪も
治し、お血を清む」
ヨーロッパでもキノコを薬用とする歴史は古く、遠く紀元1世紀のギリシャの医師ディ
オスコリデスがキノコの効用を説いています。また、11世紀のドイツでも、樹木に
生えるキノコ6種類をあげてその各々の効能を考察した書物が著されていました。
キノコは体にやさしいほんものの健康食品
“寄せては返す波”のように健康食品ブームが続いている日本にあって、キノコの持つ健康イメージは、すっかり定着した感がありま
す。1996年に農林水産省が行った主婦モニター対象の「キノコの消費について」のアンケートによれば、回答者1000人余人の
およそ80%が「週に1〜2回は家庭でキノコを食べている」とのことです。その種類として、エノキタケ、シイタケ、ヒラタケ、シメジ、
ナメコがあげられています。そして、「数年前に比べると家庭でキノコを食べる回数が増えた」と答えた主婦が約45%もいました。 
「キノコは体にいい」「栄養価が高いのにコレステロールの心配がない」といった理由が、数字の上昇となったようです。
キノコに含まれる「βーグルカン」とは何?
キノコはなぜ体にいいのでしょうか?その謎を解くカギ
は、キノコの持つ独特の糖質にあります。植物には
ブドウ糖や果糖といった糖類が含まれていますが、
これらは、“単糖類”です。それに対して、キノコの
糖類はもっと高分子の構造を持っていて、これを、
“多糖類”と呼んでいます。βーグルカンというのは、
キノコに含まれる何種類もの多糖体の中で、最も
優れた薬効を持つ一群なのです。
このβーグルカン群には、他の多糖体とは比較になら
ないほど高い免疫効果があります。具体的に言う
なら、私達の体内の免疫細胞をめざましく活性化
させるパワーがあるということです。
ガン細胞を抑え込む効果が大
これまで、「キノコがガンに効く」という報告は、中国をはじめ、ロシア、アメリカ、カナダなど多くの医学者たちから出されていました。
日本でも、以前に長野県中野市で行われた調査がよく知られています。この地域はエノキタケの栽培が盛んで、食卓にも毎日の
ようにのぼるそうです。そして調査の結果、周辺も含めた農家のガン発生率が県内の平均をはるかに下回っていたのです。
キノコが持つ多糖類βーグルカンは、なぜ制ガン効果が高いのか。それは他の植物のどんな成分よりも優れた抗酸化作用のためだ
とみられています。他の生活習慣病も大なり小なりそうですが、ガンは特に活性酸素の体内生成によって発生、進行する病気なの
です。従って、体内で猛威をふるう活性酸素を撃退する妙薬があれば、ガン細胞を発症前に抑え込むことができるわけです。
キノコの薬用効果を研究し続けている静岡県立大学薬学部では、「活性酸素の生成を阻止したり消去したりする作用がキノコに
ある」とのレポートを発表しています。キノコの主成分βーグルカンが健康保持に寄与していくことは、これからも次々と明らかにされて
くるでしょう。
キノコの種類
1日の投与量
全治率
阻止率
研究実施機関名
アガリクス
5mg
90.0%
99.4%
三重大学
猪苓茸
10mg
90.0%
98.5%
三重大学・東京薬科大学
メシマコブ
30mg
87.5%
96.7%
国立がんセンター研究所
松茸
30mg
55.5%
91.3%
国立がんセンター研究所
椎茸
30mg
54.5%
80.7%
国立がんセンター研究所
カワラタケ
30mg
50.0%
77.5%
国立がんセンター研究所
ヒラタケ
30mg
45.4%
75.3%
国立がんセンター研究所
コフキサルノコシカケ
30mg
45.4%
64.9%
国立がんセンター研究所
エノキタケ
30mg
30.0%
81.1%
国立がんセンター研究所
霊芝
30mg
20.0%
77.8%
東京大学
糖尿病の改善にもなるキノコ効果
ガンと並ぶ恐ろしい生活習慣病として糖尿病があげられますが、この病気もまた、キノコの多糖類が持つ効果によって、発症や病状
の悪化を防ぐことができます。糖尿病は、膵臓から分泌されるインシュリンの不足によって起こります。このホルモンは脂肪や蛋白質の
代謝をスムーズにする働きを持っていますから、分泌量が少なくなれば血糖値が増えてしまい、たちまち糖尿体質になってしまうわけ
です。インシュリン不足の原因のひとつは、これもやはり免疫力が低下することにあるので、βーグルカンの持つめざましい免疫活性
効果がここでも大きく効力を発揮することになります。また、βーグルカンとは別のキノコの成分であるガノデランA(多糖と蛋白質の
複合体)には、ダイレクトに血糖値を下げる働きがあることも解明されています。つまり、この成分にはインシュリンとほぼ同じような
働きがあるのです。
免疫力活性化で病気に無縁な体力、身体を
現代社会の別名はストレス世紀。複雑な人間関係やOA機器を駆使する
毎日で、私達の慢性疲労はとどまるところを知りません。それに加えて、現在
大きな問題でも深刻な問題でもある、食生活の乱れがあります。有害な食品添加物をせっせと一生懸命、体に摂り込む一方で、必要な栄養素は
しっかりと摂り込めていない、またダイオキシンに代表される環境ホルモンの害も
大変なものです。そうした危険因子が重なって、私達の免疫力はジリジリと
低下していく、これは火を見るより明らかなことでしょう。
免疫力が正常でさえあれば、ガンをはじめ、糖尿病、肝臓疾患、高脂血症
などの生活習慣病にかかる心配はないのです。また、たとえガン細胞が生じて
もその増殖を止めることができますし、他の病気でも初期の段階でその芽を
摘み取ることができるのでしょう。
キノコの健康パワー。それは言い換えれば、“免疫特効食”とでも形容できると
思います。大昔からこの地球上に存在した菌類が、私達現代人の健康を
支えてくれる良薬になる。これこそ、まさに、“温故知新”ではないでしょうか。
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